苦楽園プロジェクト コンセプト

悠久から続く、羨望の街

阪神間には、関西だけでなく全国的にその名を知られる高級住宅街があります。
神戸市東部から芦屋市、西宮市にまたがる山の手エリアには地名そのものが高級感や上質感を意味するような地域もあり、
古くから多くの人々の羨望を集めてきました。

西宮七園の頂点と目される邸宅街

阪神間エリアの重要な一角を占める西宮市内には、地名に「園」の字を持つ地名が多くあり、それら7ヶ所を「西宮七園」といいます。この西宮七園にはとても有名な地名も多く、「甲子園」もそのひとつです。その他には香露園、甲陽園、甲東園、甲風園、昭和園、そして苦楽園があります。西宮七園の中で地理的に最も山の手に所在し、なおかつ阪神間エリアの最高級住宅地に分類される芦屋市・六麓荘に隣接しているのが、ここ苦楽園です。
苦楽園には苦楽園一番町から苦楽園六番町までの住区が並び、いずれも敷地面積の大きな邸宅が並ぶ景観と、山の手エリアの特権である素晴らしい眺望という財産が長らく守られてきました。

かつての保養地は、モダニズムの発信地へ

今でこそ阪神間屈指の高級住宅街として名を馳せる苦楽園ですが、かつては大阪の実業家・中村伊三郎が自然豊かな別荘地として開発された地でした。天然の温泉資源にも恵まれていたことから保養地としても人気を集め、大阪や神戸から近い保養地としても知名度を誇りました。なお「苦楽園」という地名も、この中村伊三郎が家宝としていた「苦楽瓢」という瓢箪に由来しています。
しかし、保養地であった苦楽園に転機をもたらしたのが、昭和13年(1938年)の阪神大水害です。この災害によって温泉が枯渇し、以後は高級住宅地として開発が進められて現在の景観が創り出されました。
かねてからこの地域には阪神間モダニズムという、当時の先進的な文化が集積しつつありました。そのため住宅地としての魅力が高まり、大阪などから富裕層が多く移り住んできたことが高級住宅地としての歴史の始まりで、苦楽園もその時流に乗る形で多くの邸宅が誕生したのです。

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上質さの中に感じることができる「なじみ」と「温かさ」、
そして、人々に愛される豊かな自然

関西屈指の高級住宅街であるというのは、苦楽園が内外に持つイメージです。
しかし、苦楽園の魅力はそれだけではありません。苦楽園にしかない魅力の数々をご紹介します。

高級感と上質感、そして住みやすさ共存

現在の苦楽園は、芦屋市の六麓荘から連なる一大住宅地して高級感と上質感の代名詞のように見なされており、「いつかは住みたい街」というイメージを強く放ち続けています。
そのため大手企業の経営者や大学教授、有名芸能人やプロ野球選手など社会的ステータスの高い人の邸宅が軒を連ねています。この地に住むということは、西宮市内にある街に住むということだけではなく、「苦楽園に住む」という特別な生活を意味しています。
すでに苦楽園の住人となっている人たちの意識も高く、自分たちの街が持つ景観や快適性、安全性を守るためのさまざまな取り組みが行われています。このことは子供たちが安心して生活できる街、子供たちを温かく育む街であることの証しと言って良いでしょう。
気軽に立ち寄れるランチの名店、文化施設、そして日々のお買い物に便利なお店の数々、その全てに苦楽園だから出会えるクオリティがあります。

上質さの中に宿る親しみに、苦楽園らしさを見つけてください

苦楽園は名実ともに関西を代表する高級住宅地のひとつですが、その一方で苦楽園口の町並みからは親しみやすさ、温かさをを感じることもできます。坂道が多いことで知られる阪神間の山の手エリアですが、阪急苦楽園口の周辺は比較的平坦で、そこには小ぢんまりとした飲食店や商店なども。一歩路地に入ると、そこには落ち着きと上質感が際立つ空気を感じることができます。だからといっていわゆる下町のような雑然とした雰囲気はなく、上質感を漂わせるのが苦楽園の魅力でしょう。

入りやすいのに上質感が漂うカフェ、他ではあまり見かけないような逸品を並べる雑貨店、アットホームな雰囲気なのに選び抜かれた良いものしか置かない飲食店。これらのスポットは、そこに住む人、立ち寄る人の個性を静かに尊重します。いわゆる大規模店舗では出会えないこうした街の顔に出会えるのは、ここが苦楽園だからです。

自然の宝庫が見せる四季折々の顔

かつて保養地として人気を集めた実力を持つ苦楽園は、豊かな自然の宝庫でもあります。そのエリアより山の上に人家がないというのは関西の高級住宅街によく見られる共通点ですが、ここ苦楽園も同じです。街の裏側には六甲山系の自然が広がり、苦楽園の住区内にも古くから大切にされてきた自然をあちこちで見ることができます。中にはかつてあった自然をそのまま庭に残している邸宅もあり、そんな自然への愛を見て取れるのも苦楽園ならではです。
苦楽園の自然は、四季折々にさまざまな顔を見せてくれます。夙川公園やニテコ池の桜、六甲山系の紅葉などは地元以外の人たちにも親しまれている観光スポットにもなっており、日々の生活に四季の移ろいを感じることができる「豊かさ」は、ここ苦楽園に住む人だけのものです。

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